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大きな猫・横

うららかな日に、谷根千を散策してきました。

No. 49

 春爛漫。街歩きには格好の季節です。今回は、人気のスポット“谷根千”を散策してきました。台東区から文京区にまたがる谷中・根津・千駄木、3つのエリアを“谷根千”と言います。この辺りはかつて「山の手」と呼ばれており、森鴎外、夏目漱石、幸田露伴、江戸川乱歩など、多くの文豪が暮らしていました。そんな歴史の香りと江戸の風情がのこるどこか懐かしい町にタイムスリップ!
 スタートはJR日暮里駅から。西口改札口を出ると、「下御隠殿橋(しもごいんでんばし)」があります。ここは鉄道マニアにはおなじみの場所で、橋の上から、電車の行き交う様子を眺めることができ、トレイン・ミュージアムと言われているようです。

線路と電車

 さらに進み、桜がキレイな御殿坂を抜け、夕やけの絶景スポット「夕やけだんだん」とよばれる階段を下りた先に「谷中銀座商店街」があります。

谷中銀座

 この谷中銀座は総菜屋さんからファッションまで約70店舗が立ち並ぶ商店街で、テレビの街歩き番組などでよく取り上げられています。焼き鳥の和味(なごみ)というお店に何回か行ったことがあります。とても美味しいです。また猫グッズのお店が多いですね。商店街の途中で、こんな猫の巨大オブジェをみつけました。

大きな猫

「やなかしっぽや」は猫のしっぽをモチーフにした焼きドーナツのお店です。商品名が「シロ(プレーン・ノーマルしっぽ)、クロ(ココア・黒しっぽ)、ミケ(きなこ)、タマ(ごま)、とら(ココア生地&ホワイトチョコチップ・とら柄しっぽ)…」などと、猫の名前になっているのが、可愛いですね。

しっぽや

ドーナッツ

 お次は「谷根千」の“千”、千駄木駅方面へ向かいます。途中でまた猫グッズのお店をみつけました。店内には招き猫がいっぱい。開運グッズのお店です。

谷中堂

 ここは、110年の歴史をもつ谷中小学校の校舎です。どこかモダンな建築ですね。

谷中小学校

 1864年創業の江戸千代紙「いせ辰」、1875年創業「菊見せんべい総本店」など、江戸の粋を伝える名だたる老舗の名店が立ち並びます。

いせ辰

菊見せんべい

 続きまして、「谷根千」の“根”。向かうは根津神社です。ここは、つつじが有名で、境内の「つつじ苑」には100種300株のつつじが花を咲かせます。見頃はその年により異なりますが、4月中旬~下旬ということです。

根津神社

 最後は、弥生美術館・竹久夢二美術館へ。

モチーフ

 東京大学の目の前にあるレトロモダンな建物が、「弥生美術館・竹久夢二美術館」です。同じ建物のなかに、「弥生美術館」と「竹久夢二美術館」があり、渡り廊下で繋がっています。
「弥生美術館」では、高畠華宵コレクション、そして、「生誕100年長沢節展-デッサンの名手、セツ・モードセミナーのカリスマ校長-」(4月1日~6月25日)が開催されていました。長沢節のデッサン画や自筆原稿など、貴重な資料が展示されています。ファッションに興味のある方はぜひ。

長沢節

 竹久夢二美術館では、現在「夢二が描く大正ファッション~大和撫子からモダンガールまで~」(4月1日~6月25日)が開催されています。夢二が活躍した大正時代の女性のファッションが紹介されていました。ほかにも、夢二の描く日本画や、装幀本、そして、今や日本を代表する文化「KAWAII(カワイイ)」の原点ともいえる夢二デザインの千代紙などが展示されています。今も昔も、女性は「KAWAII」が大好き。テンションが上がります。興味のある方はぜひ。
 少し、足を延ばせば、上野界隈に。このあたりは、まだまだ見どころがたくさん。続きはまたそのうちに。
 皆さんも、お洒落をして出掛けてみませんか。

弥生美術館・夢二美術館
東京都文京区弥生2-4-3
電話 03(3812)0012
開館時間 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
入館料 一般900円/大・高生800円/中・小生400円

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